初めてでも失敗しない老人ホームの選び方

最初は分からないことだらけの老人ホーム選び。老人ホームの基本情報から介護保険まで、いろいろ解説します

老人ホームの種類や特徴 老人ホームを探そう

初めての老人ホーム探しに不可欠な、老人ホームの基本的な種類や特徴。これを読めば何となくわかるよ。

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実は、一般的には「老人ホーム」とまとめて呼ばれていますが、この呼び名は、高齢者向けのさまざまな住宅や施設を含む総称の事です。

1種類しかなければ迷わなくてとても楽なのですが、実際には有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、シニア向けマンション、特別養護老人ホームなど、13種類ほどに分類されます。

それで、老人ホームを探す人が最初にぶち当たる壁は、自分はどんな施設を探せばよいのかということです。

老人ホーム検索サイトを使うにしても、どの施設の資料を請求すればよいか分からないという声を、よく耳にします。

老人ホーム選びでまずはっきりさせるべきこと

いざ施設を選ぼうと思うと、それぞれの施設がどのように違うのか、どの施設が自分の探している施設なのか、分からなくて混乱することでしょう。

特に、認知症高齢者の場合は、自分で施設を選ぶことが難しいので、家族・親族や代理人が本人の立場にたって施設を選ぶことになりますが、それが想像以上に難しかったりします。

本人の状態とサービスの内容がマッチしない場合には、認知症が余計に進行してしまう危険性もあるからです。

料金なども、本当にピンキリです。

今までと、ほとんど変わらない暮らしができる賃貸住宅もあれば、ゆったり余生を過ごす高級ホーム、寝たきりでも利用できる老人ホーム、認知症の方も利用可能な施設もあります。

老人ホーム選びの無駄のない最短の道は、以下の通りです。

①費用や入居条件・受入状況・介護保険・入居難易度・居住スペースなどに関して、自分の探さなければいけない施設の条件を、まずはっきりさせる

②その条件にあった施設の資料請求を、できるだけたくさんする

大きく分けると介護保険施設と民間施設に分かれます

介護施設を大きく分けると、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など、民間事業者が運営する施設と、社会福祉法人や自治体が運営する、特養・老健などの介護保険施設に分けられます。

私の個人的な感想ですが、一般の人が老人ホームと聞いて思い描く施設に一番近いのは、民間事業者が運営する「介護付有料老人ホーム」かもしれません

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今回は、13の施設に分類しました。

それぞれの特徴は以下の通りです。

利用対象者や目的・役割が、大きく異なることにお気づきになるでしょう。

※介護レベルは目安です

※認知症の受け入れ、看取りの可否なども、おおよその目安になります

有料老人ホーム(民間)

  費用 介護レベル 認知症 介護保険 看取り 入居難易度 居住スペース
介護付き有料老人ホーム 中~高 自立~要介護5 低い 個室
住宅型有料老人ホーム 中~高 自立~要介護5 低い 個室
健康型有料老人ホーム 自立のみ 低い 個室


高齢者向け住宅(民間)

  費用 介護レベル 認知症 介護保険 看取り 入居難易度 居住スペース
サービス付き高齢者住宅 中~高 自立~要介護3 低い 個室
高齢者専用賃貸住宅 中~高 自立~要介護3 低い 個室
高齢者向け優良賃貸住宅 自立~要介護3 高い場合も 個室
シニア向け分譲住宅 自立~要介護5 低い 個室

 

地域密着型施設(民間)

  費用 介護レベル 認知症 介護保険 看取り 入居難易度 居住スペース
グループホーム 要支援2~要介護5 高い 個室

 

軽費老人ホーム(介護保険施設)

  費用 介護レベル 認知症 介護保険 看取り 入居難易度 居住スペース
軽費老人ホーム(A型・B型) 低~中 自立~要介護3 高い 個室
ケアハウス 低~中 自立~要介護3 高い 個室

 

介護保険施設

  費用 介護レベル 認知症 介護保険 看取り 入居難易度 居住スペース
特別養護老人ホーム 要介護3~要介護5 高い 個室~多床室
介護老人保健施設 低~中 要介護1~要介護5 高い 個室~多床室
介護療養型医療施設 低~中 要介護1~要介護5 高い 多床室が多い

※個室と多床室で費用は異なります。

※多床室は費用が安いものの待機者が多いため、入居難易度は高くなります。

 

要介護レベルによって入居可能施設が異なります

老人ホームを探している方の中には、要介護認定を受けたことがきっかけになった方も、いらっしゃることでしょう。

実は、この「介護レベル」というものが、老人ホーム探しには重要なキーワードになってきます。

一般的には、「特別養護老人ホーム」のような公的施設の方が、入居可能な介護レベルが高い傾向にあります。

逆に言うなら、介護レベルが高くなるほど、受け入れ可能な施設は少なくなっていくということです。

介護レベルごとに入居可能な施設を、以下にまとめました。

要支援1~要支援2の方が入居可能な老人ホーム

介護付き有料老人ホーム 施設によって条件が異なるので要確認
サービス付き高齢者住宅 在宅介護サービスを利用。認知症の場合入居不可の場合あり
住宅型有料老人ホーム 在宅介護サービスを利用。認知症の場合入居不可の場合あり
軽費老人ホーム 所得の低い人優先。認知症の場合入居不可の場合あり
ケアハウス 所得の低い人優先。認知症の場合入居不可の場合あり
グループホーム 要支援2以上。認知症高齢者のみ

 

「要支援」というのは、「今は必要ないけど、将来介護が必要になるかもしれない」と認定された状態の事です。

介護予防のために、支援サービスを受けることができます。

認知症かどうかということが、入居に大きくかかわってくる条件になります。

要介護1~要介護2の人が入居可能な老人ホーム

介護付き有料老人ホーム 施設によって条件が異なるので要確認
サービス付き高齢者住宅 在宅介護サービスを利用。認知症の場合入居不可の場合あり
住宅型有料老人ホーム 在宅介護サービスを利用。認知症の場合入居不可の場合あり
軽費老人ホーム 所得の低い人優先。認知症の場合入居不可の場合あり
ケアハウス 所得の低い人優先。認知症の場合入居不可の場合あり
介護型ケアハウス 所得の低い人優先。認知症の場合入居不可の場合あり
グループホーム 認知症高齢者のみ
介護老人保健施設 在宅復帰を目指し、医師の指導の下ケア

 

要介護1~要介護2は、立ち上がりや歩行が不安定または困難で、排せつや入浴などで部分的または全面的な介助が、必要な状態です。

比較的軽い介護度なので、選べる老人ホームの幅も広がります。

ただ、以前は入居可能だった「特別養護老人ホーム」は、2015年度より要介護3以上でないと入居できなくなったので、注意しましょう。

要介護3~要介護5の人が入居可能な老人ホーム

介護付き有料老人ホーム 施設によって条件が異なるので要確認
グループホーム 認知症高齢者のみ
介護型ケアハウス 所得の低い人優先。認知症の場合入居不可の場合あり
特別養護老人ホーム 所得の低い人優先。認知症の場合入居不可の場合あり
介護老人保健施設 在宅復帰を目指し、医師の指導の下ケア
介護療養型医療施設 重介護者対象。回復した場合は退去を求められる場合あり

 

要介護3以上は、日常生活全般において、部分的または全面的な介護を必要とする状態の事です。

重介護者の場合、医療ケアも大切な要因になってきます。

公的介護保険施設の場合、重介護者に対応できる医療設備を備えていますが、グループホームなどの場合、常時医療ケアが必要な介護者には対応できない施設も多いので、要確認です。

まとめ

基本的な老人ホームの種類についてまとめました。

まずは、費用や入居条件・受入状況・介護保険・入居難易度・居住スペースなどに関して、自分の探さなければいけない施設の条件を、はっきりさせましょう。

自分の探すべき施設が分かっても、イメージが湧かないと思うので、自分が探している地域の施設を検索し、資料をいくつか取り寄せてみましょう。

また重要な点として、入居時は介護レベルが低くても、年月とともに介護レベルが上がることが十分にあり得ます。

そのような状況になった時に、退去しなければいけないのかどうかというのも、老人ホームを探すうえで重要になってくるでしょう。

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ジョニー

ジョニー

フリーランスのアラフォー整体師です。 患者さんの半分は、60歳以上の方。 老人ホームや、ターミナルケア病棟への往診なども多く、いろいろと毎日考えさせられます。 趣味は、野球・アウトドアキャンプ。 同じくアラフォーの妻と、毎晩お酒を飲む時間が大好きです。

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