初めてでも失敗しない老人ホームの選び方

最初は分からないことだらけの老人ホーム選び。老人ホームの基本情報から介護保険まで、いろいろ解説します

老人ホームの種類や特徴

介護医療型療養施設とは。廃止予定ってホント?入居条件や難易度、費用などをまとめました

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介護医療型療養施設、通称「療養病床」とは、主に医療法人が運営する公共型の施設です。

厚生労働省発表のデータによると、療養病床の入居者の平均要介護度は、なんと4.36です。

この数字からも分かるように、重度の要介護者が手厚くケアを受けられる施設です。

療養病床とは

国の指定する施設区分としては、病院として位置づけられている、「療養病床」。

そのため、100床あたりの人員配置は医師が3人、看護職員が17人、介護職員が17人と、介護保険3施設のうち最も医師の配置人数が多い施設となっています。

最も、医療ケアが充実している介護施設、ということができるでしょう。

病院・診療所の敷地内に併設されることも多く、中には病院のワンフロアが療養病床となっていることもあります。

介護施設で暮らすというより、入院生活を送ることをイメージしたほうがいいでしょう。

そのため、相部屋であることがほとんどですし、レクレーションなどは少なめです。

また、特別養護老人ホームのように終身制ではないので、状態が改善してきた場合には、退所を求められる場合もあります。

介護療養型医療施設の一つに、老人性認知症疾患療養病棟があります。

これは認知症の人で、症状が進行し、自宅では介護が難しくなった人を、医療管理のある中で介護を行っていく施設です。

運営しているのは医療法人がほとんどで、病院や診療所の中に療養病床として設けられている場合が多く、医療型療養病床と混同されがちですが、この2つは対象となる保険が違います。

医療型療養病床は医療保険対象で、介護療養型医療施設は介護保険の対象となります。

療養病床は近い将来に廃止予定

介護療養型は、医療が必要ではない人が多いとされ、すでに廃止が決定しています。

それに伴い、その受け皿として介護療養型と老人保健施設の中間にあたる、介護療養型老人保健施設(新型老健)が作られました。

ただ、2014年11月の厚生労働省の発表では、介護療養型医療施設では、特養などであまり行われない痰の吸引や経管栄養などの、医療ケアが行われています。

看取り看護を行う施設も多く、地域には必要な施設である事から、廃止は決定していますが先延ばしになっているのが現状です。

療養病床の入居条件

原則65歳以上で、要介護1以上の認定を受けていることが条件です。

「長期入院を必要としない」「伝染病などの疾患がない」などを条件に含めている施設もあります。

また、60~65歳でも、「初期痴呆状態にある」などの場合には、入居が認められることがあります。

医療ケアが必要な重度の要介護者が、優先的に入所できる仕組みになっており、実際には要介護4以上の方が多いのが現状です。

療養病床の入居難易度

2012年から新設が認められなくなったため、施設数が減少している介護療養型医療施設は、定員の9割以上が埋まっていると言われています。

看取り看護を行っているので空きも出にくく、入所まで数か月程度の期間を要するといわれています。

入居を希望する場合には、待機人数や待機期間などを早めに各施設に確認し、できれば複数施設を申込んだ方がよいでしょう。

療養病床の1か月のおおよその費用

介護療養型医療施設は、公的な介護福祉施設なので、入所費用は安く抑えることができます。

入所一時金などは発生しないので、0円で入居可能です。

さらに、費用の負担軽減措置が設けられており、年金などの所得が少ない方は、住居費や食費の減免受けることができます。

介護保険料は介護度で異なり、一割負担となります。

部屋が、相部屋か個室であるかで大きく異なりますが、食費・おむつ代などの日常生活費を含めると、1か月の料金はおおよそ相部屋で10万円、ユニット型個室で15万円前後となります。

当然ですが、レクレーション費用・電話代・理美容代などは、別に実費で請求されます。

療養病床のメリット・デメリット

 

メリット デメリット
  • 医療ケアが充実
  • 機能訓練が充実
  • 入居時に0円で入居可能
  • 月額利用料が比較的安い
  • 様態が悪化しても、一般病棟に移動可能
  • 入居難易度が高い
  • 終身利用が保証されていない
  • 相部屋が多く、プライベートスペースが少ない
  • レクレーションが少ない
  • 医療加算によっては割高になる

療養病床の申し込み方法

介護療養型医療施設へ入所を希望する場合は、病院のソーシャルワーカーもしくは市町村にある介護保険課、地域包括センターなどで、情報を探すことができます。

病院に入院中で、退院後の入所先を探している場合は、ソーシャルワーカーに聞くと転院の手続きもスムーズかに進むでしょう。

実際の申し込みは、介護療養型医療施設に直接行います。

担当ケアマネージャーに、申込書を書いてもらい、施設の窓口に直接行って提出します。

1つだけではなく、複数の施設に申し込みをしておくと良いでしょう。

療養病床の看取り看護

厚生労働省のデータによると、療養病床の退所者の理由の4割が「死亡」によるもので、3割が医療機関への入院です。

このデータを見ると、現段階での療養病床の看取り看護における役割は、非常に大きいといるでしょう。

実際、療養病床の多くは、高齢者に適切なターミナルケアを行える施設を備えています。

なお、2018年度以降はこの役割が、新型老健に移行されることになっています。

まとめ

今すぐ施設が無くなる訳ではないので、今現在も入所受付は行われています。

ただ、間違いなく近い将来廃止となる為、この先施設がどのような展開を考えているかを、しっかり確認しておく必要があります。

また、入居前には、施設を見学し雰囲気を確かめましょう。

相部屋の場合は、確保出来るプライベートスペースも確認しましょう。

職員の対応が、介護を意識した丁寧で温かみがあるものかどうか、また、一般病棟と切り替えが出来ているかどうかといったことも、事前にしっかり確認しておきたいポイントです。

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ジョニー

ジョニー

フリーランスのアラフォー整体師です。 患者さんの半分は、60歳以上の方。 老人ホームや、ターミナルケア病棟への往診なども多く、いろいろと毎日考えさせられます。 趣味は、野球・アウトドアキャンプ。 同じくアラフォーの妻と、毎晩お酒を飲む時間が大好きです。

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