初めてでも失敗しない老人ホームの選び方

最初は分からないことだらけの老人ホーム選び。老人ホームの基本情報から介護保険まで、いろいろ解説します

老人ホームの種類や特徴

特別養護老人ホームとは?入居基準や難易度、費用や申し込み方法をまとめました

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特別養護老人ホームとは、地方公共団体・ 社会福祉法人などの公共団体が運営する、介護施設です。

低料金で入居可能なため、「介護施設の王道」と呼ばれ、高い人気があり、入居待ちの人もかなり多い施設です。

特養とは「終の棲家」

「特養」とは、介護が常時必要で、在宅では生活が困難になった高齢者が入居出来る、老人福祉施設の1つです。

平成26年10月時点で、8935の施設があり、入所者は53.9万人(介護給付費実態調査)となっています。

有料の老人ホームなどに比べ低価格のため、入所希望者が多く、平均在所日数も約4年と長いため、都市部では満室の施設がほとんどです。

入所した人の多くは、そこで残りの余生を過ごすため、重度の要介護者にとっては、大切な「終の棲家」的存在といえるでしょう。

特別養護老人ホームの入居条件

老化による介護が必要な65歳以上の人で、介護保険で要介護3以上の認定を受けた人が、入所申し込み出来ます。

(認知症の有無・状況や家庭環境などにより例外もあり)

また、特定疾病により介護が必要な40歳~64歳までの人で、要介護3以上の方も、入居対象になります。

原則、終身利用になります。

基本的には申し込み順ではなく、寝たきりなど介護度が重い、また経済的に在宅での生活が困難な人など、緊急性を考慮して入居順が決定されます。。

「長期入院を必要としない」「感染症などの疾患がない」など、地域や施設によって細かい条件が様々で、詳細は施設に問い合わせる必要があります。

地域密着型施設では、その地域の住民である(住民票がある)事も条件となります。

特養の1か月のおおよその費用

料金は、介護保険料として介護度別に決まっており、1割負担となります。

利用者の所得によっては、2割負担、将来的には3割負担に引き上げられる予定です。

また、介護保険料以外に、食費や部屋代、日常生活費などが加算されます。

部屋代は、相部屋か個室かで、大きく料金が異なってきます。

従来型では、介護保険料や食費、部屋代などを含め7万円~10万円、ユニット型では10万円~15万円が相場となります。

同じ施設の中でも、部屋のタイプや入居される方の状況によって大きく料金が異なりますので、事前にしっかり確認する必要があります。

また、レクレーションにかかった費用や、理美容代、電話代、医療費などは、当然ですが介護保険の適用外なので、実費で請求されることになります。

低所得で生活が困難になってしまう場合には、自己負担の上限が決められ、軽減出来る措置があります。

利用費軽減を希望される方は、市町村に確認し、「介護保険負担限度額認定証」を申請する必要があります。

特別養護老人ホームは初期費用0円で入居可能

「特養」が人気のある大きな理由は、入居一時金制度がないということです。

民間の老人ホームの場合、数十万~数千万の費用が入居時にかかりますが、特別養護老人ホームの場合、初期費用0円で入居可能です。

毎月の費用の軽減制度もあり、金銭状態に関わりなく、誰もが入居可能な施設と言えるでしょう。

特別養護老人ホームの入居難易度は

2014年度の発表では、全国で52万人以上が待機しており(厚生労働省「特別養護老人ホームの入居申込者の概況」(2012年)より)、入所まで通常、数か月から数年程度の期間を要するといわれています。

(ただし、「特養」は複数施設の申し込み併願化可能なので、申込者実数は52万人より、かなり少なくなると予想されます)

2015年度に、要介護レベル3以上の人のみが入居可能に引き上げられたので、一時期よりは入居待ちの人は減っているようです。

都心部では、まだまだ満室の施設が多いですが、地方の施設だとすでに待機者がほとんどおらず、それほど待たずに入居できる場合も少なくありません。

特別養護老人ホームのメリットとデメリット

 

メリット デメリット
  • 入居時の費用が安い
  • 月額費用も付き10万円程度で収まる場合が多い
  • 要介護度が高くても、手厚い介護が受けられる
  • 一度入所すると、基本的に退所させられることはない
  • 入居難易度が高く、場所によっては1年以上の待機が必要
  • レクレーションやイベントなどには、それほど力を入れていない施設が多い
  • 夜間の医療体制が整っていない場合がある

「看取り介護」が可能な特別養護老人ホーム

以前は、入居者の様態が悪くなった時に、病院に搬送し、そこで最期を迎えるケースがほとんどでしたが、近年はそのまま慣れ親しんだ施設で最期を迎える、「看取り看護」が可能な施設が増えてきています。

2006年から、「看取り介護」を行った場合は、看取り介護料金が加算されることになりました。

と言っても、医師が常勤でなかったり、夜間に看護師がいない施設だと、どうしても急変した時に病院に搬送せざるを得ません。

「特養」には、入居者100人当たり、医師1人、看護師3人を配置することが義務づけられていますが、「老健」と違い夜勤は0人でも構わないことになっています。

もし、「看取り介護」を希望するのなら、「医師が常勤かどうか」や、「夜間に看護師が配置されているかどうか」、「看取り介護」について積極的かどうかを、注意深く確認する必要があるでしょう。

特別養護老人ホームの申し込み方法

特別養護老人ホームへの入居を希望する場合、申し込み受付を行っているのは各施設もしくは行政の窓口です。

申込書を作成するには、ケアマネージャーに依頼する必要があります。

入所をしたいと思ったら、まずはケアマネージャーに相談してみましょう。

その際に、希望する条件を具体的に伝えることにより、ケアマネージャーからも具体的に希望に合った特別養護老人ホームを、アドバイスしてもらえるでしょう。

家庭の状況なども含め、しっかりと伝えておくことが大切です。

申込書が提出された後は、行政担当者、医師、特養スタッフらの参加する委員会によって、介護度や介護者の状況、経済状況など総合的な判断のもと入所が決定されます。

緊急性などを考慮して入居順が決定するので、ご家庭の事情や経済状況など「特養に入りたい理由」を、しっかりと説明できるようにしておくことは非常に大切です

まとめ

何を重視するかによって、選ぶ施設は異なります。

頻回に訪問したいと希望すれば、自宅近くの施設を探す必要があり、早く入所出来る施設を選ぶのであれば、待機者状況を確認する必要があります。

またケア重視であれば、ユニット型または地域密着型である施設を探す必要があるでしょう。

特別養護老人ホームに入居を希望する方は、いち早くケアマネジャーに相談するのが良いでしょう。

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ジョニー

ジョニー

フリーランスのアラフォー整体師です。 患者さんの半分は、60歳以上の方。 老人ホームや、ターミナルケア病棟への往診なども多く、いろいろと毎日考えさせられます。 趣味は、野球・アウトドアキャンプ。 同じくアラフォーの妻と、毎晩お酒を飲む時間が大好きです。

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